めちゃくちゃに壊れてしまった 大きなみそだる。。。。
こんなこと 誰が予想したでしょうか?こんな風にくずれ ばらばらに壊れてしまうなんて・・・

もうこうなると素人では無理です。
木曾の桶数の伊藤さんのお風呂作りの師匠である 穂高の中野桶樽工業の中野さんに泣きつくしかない。

「樽 ばらばらにこわれちゃったよ~」
「そうかい。見に行ってやるわ」

中野さんは 大きな樽も作れて 竹のタガも組める そして 四角い木の風呂桶も作る 丸も四角も両方できる職人は日本でただ一人!と自負している職人さんです。そもそも大きな樽を作れる職人は 現在10人位だそうです。そのくらい 樽作りの技術と技は 大変なものです。10年前に 大樽の底板を入れるさい上から落ちて 腰を痛めてしまったそう。でも元気な75歳のおじいちゃんです。

以前から みそ樽露天風呂をときどき見にきて 木の腐れ具合を心配してくれてました。今回 底板がV字になった時点でも 「たるは底が命だから もう諦めて 新しいのを作るんだな」と冷たく言うのでムキになって 「絶対 昔のみそ樽じゃないと意味がないの!」と言いあっていました。

中野のおじいちゃんが飛んできてくれた時には もう ばらばらのたるは板ひとつひとつ積んで まるで製材所のようにきちんと片付き 丸いステンレスのたがだけが 駐車場にむなしく置いてある状況でした。

「たがの閉めてあって部分の木が だいぶ腐ってるなあ・・・」
「おじさん、組みなおせない?なんとかできない?」
「ばらばらになったとき すぐに番号をうってないから 元通りに合わせるだけでも40枚以上の木だから大変だぞ」
「でもでも なんとか元通りに治せない?ねーねー、お願い」
もう 日本で1人の職人さんだろうが タメグチ!

「内側や底板はなんでもないけど タガのところの木がこれだけくさってりゃ 元に直しても 永くはないぜ。あきらめましょ。」
「・・・・・」

日本で ただ一人を自負する 中野のおじさんに言われれば なんかもう 本当に 終わりのような気がします。
個人の趣味ならともかく お客様の入るお風呂ですから・・・・

あきらめよう・・・・   つづく。

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底板は 何でもないのに・・・・


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